がまんの渡し

がまんの渡しの榎木(えのき)

徳川家康ゆかりのがまんの渡し(守谷市野木埼)。常総運動公園に隣接されたゴミ処理施設、常総環境センターの大きな建物を尻目に土手道をしばし歩くと、大きな榎木が見える。古びた小さな馬頭観音の石碑が立っているので、それとなく、ここが昔人が行き交う場所であったのであろうことが分かる。周りには往時を偲ばせるものは他に何もない。 時節の移り変わりの儚さを肌で感じた気がして、次の歌を作りました。

「がまんの渡し」

利根の流れも とうとうと
移りゆく世の はかなさを
見つめてきたのか 土手の榎木
江戸を見つめて 陣を張る
ここが思案の がまんの渡し

ここで動けば 流される
時を待っては 笑われる
無理を承知で 船を出す
利根の流れに 竿をさせ
ここは野木崎 がまんの渡し

櫂のおもさに 耐えながら
濁流渦巻く 利根川を
渡してみせる 心意気
末代までも 華と咲け
ここは男の がまんの渡し

作詞作曲 青山哲二 編曲 レレやぐち 歌 宍戸いちろ
YouTube「ブルーマウンテンズ」チャンネルでご視聴いただけます。
「がまんの渡し」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です