はんなり酒場
その酒場は、守谷駅から歩いて3分ほどのところにあった。 お昼はランチ、夜は居酒屋を経営していて結構お客で賑わっていた。
そのお店のご主人とは、親父バンドのブルーマウンテンズを結成して活動していたものだから、必然とはんなり酒場が活動の舞台でもあった。
ママさんはたいへん優しい方で、僕たちのその無鉄砲な親父バンド活動を応援してくれた。 そんな恩義のある店が再開発によって閉店することになった。 ちょうどコロナが猛威を振るう前であった。 僕は、親父バンド活動の拠点がなくなってしまったことで、いっときはかなり落ち込んでしまった。 僕は、生きがいを一つ無くしてしまったのだ。
公園デビュー
風来坊になった親父バンドは、それからの活動というものは、公園で演奏することが多くなった。 子供たちがいれば童謡を演奏した。 トミーさん奏でるハーモニカに子供たちが集まってきた。 年配の方がいれば、昭和歌謡を演奏した。 音楽が好きな方とはすぐに仲良くなって演歌など一緒に歌った。
人情酒場 はんなり
はんなり酒場の話に戻ろう。 そんなお世話になったはんなり酒場。 人情酒場として評判だったその酒場に通う人たちの中には、ママさんのおかげでご縁が生まれた人がたくさんいらっしゃるそうだ。
そんな思い出深い人情酒場を歌にしました。
「人は花なり はんなり酒場」 ブルーマウンテンズ チャンネル YouTube
演奏ギター 青山哲二 歌 宍戸いちろ
人は花なり はんなり酒場
ネオンまぶしい ビルの谷間
ぼんやり灯った 夢あかり
今夜は ほんとに 冷えますね
すこし 濃いめの お湯割りで
今日の 苦労を 吹き飛ばす
人は 花なり はんなり酒場
人の情けを 幾重にも
巻いて 結んだ 縄のれん
木枯らしの 夜は よく揺れる
すこし 濃いめの お湯割りで
人の苦労に 涙する
人は 花なり はんなり酒場
幸せ 不幸は ちょっとの違い
心の持ちよで すぐ変わる
明日に つながる 希望を胸に
すこし 濃いめの お湯割りで
生きてる 幸せ 噛み締める
人は 花なり はんなり酒場
人は 花なり はんなり酒場