間宮林蔵生家

間宮林蔵生家 つくばみらい市上平柳

間宮林蔵記念館の入り口前に立っている間宮林蔵の銅像は、生家の方を向いている。 遠くカラフトを命をかけて探検する林蔵の故郷の父母への想いや慕情を表現しているように思われた。 しんと静まりかえった土間に立つと、林蔵は子供の頃から、風呂や釜戸用のまきを割ったり、囲炉裏の炭をおこしたりして、働くことが生きることだということを学んだに違いない。 囲炉裏を囲んで、父母からいろんなことを聞いて学んだに違いない。 

便利さの中で生きている僕たちが、この林蔵の時代に放り込まれたら、ただ寒さの中でオロオロするだけで、到底上平柳の冬場を越すことはできないだろうし、不便さに耐えられず、生活力のなさに愕然としてしまうだろう。 ましてやカラフト探検など想像もつかない。 そんな思いにとらわれてしまった。 

間宮林蔵 サンタン舟

波のしずくが この手を濡らす
行く手を阻む 北の波荒く
小さな木の舟 サンタン舟で
宗谷岬 稚内
向かう樺太 怒涛の先よ
命を削る 旅また旅だ

(台詞)
成功せぬうちは、帰ってくることは致しませぬ。
もしも失敗に終わったなら、樺太に残り、
その土地の土になりましょう。
再びおめにかかれるとは思いませぬ。
お達者でお暮らしください。

夜のとばりが 行く手をふさぐ
闇夜を照らす 北斗七星
達者でいてか ああお袋は
瞼とじれば 想い出す
土手の川風 桜の並木
命を燃やす 福岡堰よ

(台詞)
間宮林蔵が見送りに来た
津軽藩 警備指揮官の山崎半蔵にこう言うと、
山崎は言葉もなくうなずいた。
ただ、その眼には、涙が流れていた。

凍てつく風が この手を止める
生かしてくれよ 男の意地だ
小さな川舟 サンタン舟は
想うふるさと 小貝川
せめてもう一度 逢えたらいいが
生命をかけた 旅また旅だ
生命をかけた 旅また旅だ

作詞作曲 青山哲二 編曲 レレやぐち 台詞 髙島和夫 歌 青山哲二
YouTube「ブルーマウンテンズ」チャンネルでご視聴いただけます。
「間宮林蔵 サンタン舟」宜しくお願いいたします。

間宮林蔵が幼少の頃見たであろう風景(現在)

間宮林蔵生家付近から筑波山を望む

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